シシャパンマ峰登山記録から

 1994年3月~5月の登山記録を整理しました。
山旅人のホームページで公開しましたので、良かったらご覧下さい。
抜粋記事です。

(痛切の雪崩事故)

 

416日(土)晴れのち曇り、風強し

午前8:40、BC出発。

午前10:50、C1着。昼食を取る。

午前11:20、発。

午後1:30頃、C2手前のガリーに取り付く。林隊員、近藤隊長、桑原隊員と私の前を登って行く。

時折、テンギラギタウの岩壁からスノーシャワーが降りそそぐ。しかし、登攀を打ち切るほどではなった。そう思えた・・・。

午後2:30頃、雪崩が発生。

少しずつ溜まっていたと思われる雪が標高差千メートル以上もある垂壁を一気に落ちてくる。ガリーの中に居た私は、直撃を受けて飛ばされる。

直撃を受ける直前、上を見上げると、2年前の6月に谷川岳の一ノ倉沢滝沢第三スラブ登攀中に受けた雪崩を思い出した。

落ちてくる雪が滝の飛沫のように広がってとてもきれいに見えた。まるでスローモーションビデオを見るように私を覆ってきた。しかし、落ちてくる勢いは凄まじく、その衝撃力は私をガリーの取り付き点の下まで飛ばしてしまう。

落ちた場所が棚状になっていたため雪が溜まり、そこに埋没して止まった。しかも、落ちながら片手で口を塞いでいたため口の中に雪が入らず、呼吸することが出来た。

落ちた直後から、もう片方の手でもがいていると雪面に顔が出た。しかし、降りそそぐスノーシャワーは私を再び雪の中に埋めて下に押し流してしまいそうであった。

下を見ると奈落の底に雪が落ちていくように見えた。

危険を感じ、夢中で雪を漕ぐ。まだ雪が固まらなかったせいか、ガリーの取り付き点まで雪を掻き分けて登ることが出来た。

岩陰に隠れて落ちてくるスノーシャワーをやり過ごす。ほんの数分の出来事だった。

続きは山旅人のHPをご覧下さい。

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シシャパンマ峰登山記録から への2件のフィードバック

  1. 静♪ より:

    山旅人さんは雪山まで登山されるのですか!突然の雪崩に遭遇し、無事でおられた事が何よりです・・・。自然は容赦しません。どうぞお気をつけてくださいm(__)m

  2. 山旅人 より:

    静さんへありがとうございます。ヒマラヤは岩と雪と氷の世界です。世界の極地の一つです。厳しい自然が、私を育ててくれました。

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