被災者自らが復興企画したA4版クリァファイルとカレンダーを紹介します。

岳兄である菅野隆介さんが津波で家が流されてしまいました。
全国の方々から御支援を受けて、これまで何とか生活してきましたが、国や県の援助を待っていては先が見えないと、奮起し「陸前高田復興企画」を立ち上げました。
地域を再興するために頑張っている岳兄を応援するために掲載しました。

 

「希望の一本松」A4ファイルは1枚300円。「甦れ三陸」カレンダーは1260円。

連絡先
陸前高田復興企画 代表 菅野隆介 090-9633-6964

Mail⇒fukkoukikaku@gmail.com

 ブログ⇒http://ameblo.jp/fukkoukikaku/entry-10993024357.html

なお、ブログ仲間に紹介していただければ幸いです。

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菅野隆介さんからお礼のメールがきました。とても心打つ内容です。ぜひ読んでください。

ありがとうございます。
これからは、今まで以上に足を動かし、いろいろな所に呼びかけてみます。
避難の経過を話します

震災当日は、運よく自宅に帰って来たところで地震に遭いました、娘や母はただ玄関でしがみついているのが精いっぱいの激しい揺れでした。
家の中では、障子・ふすまが外れ冷蔵庫や本棚を押さえていた、固定具が切れてしまい、これはただ事ではないと判断し、隣近所に声をかけ、私たちも何も持たずに車で高台の姉の所に避難いたしましたが、後ろを振り向くと轟音が聞こえ、赤い砂煙が町にのしかかり、次に津波の音がいたしました。
これはここも危ないと思いみんなに上へあがれと、大声で叫び、裏山の急斜面をよじ登りました。
数分で津波押し寄せたため、娘に早く上へ登らせ、私と義姉で母を抱えて斜面を登りました。津波は姉の家はおろか周辺の家をドミノ倒しのようにいとも簡単になぎ倒していき、84歳の母にはとにかく前だけ見て登れと励ましながら登りました。
振り返ればどんどん水嵩が上がり、覚悟を決め、死ぬときはいっしょと覚悟を決め、この世の地獄を眺めながらなんとか高台に逃れ一命をとりとめました。
もう家はなく、車も、長年そろえた数々の登山用品・一緒に登ろうとしてそろえた妻のフル装備も、思い手の数々の写真や記録はすべて消えました。
涙をこらえ、これからは過去を振り返らず前だけ見て生きようと頭を切り替えました。
その後、高田1中に避難、4時ごろでした、同じ町内会の人は、8名しか見当たらず・
避難者は600人ほど・むなしさを感じながら、今日どう生きるかを考え、まずトイレ作りの班、避難者の班分け作業、飲料水の残量に分かれ、作業に入りました、私はトイレを作る班に回り中学生や比較的若い人たちとスコップで穴を掘りましたが、地面は固くなかなかはかどらず・・・星空になるまで頑張りなんとか穴を掘り、作りました。
不思議に空腹も忘れ誰もがおなかがすいたとは言いませんでした。
その後、飲料水の方と話し合い、現在の飲料水の量を確認、残量は2トンしかないことがわかりトイレ使用禁止に、避難者に知らせ、救援が来るまで持ちこたえようということにし、今夜は水コップ1杯で我慢していただき、水を配るときは皆さんに1列に並んでいただき混乱のなく整然と事が運びました。
毛布もなく着の身着のままの人が大部分なので、中学校のカーテンすべてをはずして寒さをしのぎましたが、多く方々が眠れなかったとのことです。
目をつぶりながら大船渡病院に行って連絡の取れない妻の事が心配で堪りませんでした。
妻を心配する母を娘が大丈夫、病院は高台にあるからと、何回も母を励ましてくれて、母を癒してくれましたが、やはり私も心配でしょうがありませんでした。
また、この避難所にこれだけしかいないのも心をいためます、これからどうなるのか町は壊滅、帰るところもない・・・など悪いことばかりかんがえてしまいます。切り替えたはずの頭も死んだような静けさと余震の恐怖の繰り返しです。
気分転換に外に出てみると、無情の満天の星空こんなに光るのは東日本全部が停電のためでしょう。
山でしか見られない星空を恨めしく眺め、あーしばらくは山に登れないのかとむなしく思う震災の夜でした。

翌日は救援の炊き出しが届きましたが、おにぎりとパンが届きましたが人数分はありませんので子供、年配者、女性、の順に配り後の人は我慢の水です昼ごろ妻が体育館に姿を見せまずは一安心、その後、母と娘、妻3人を義兄の所へお世話になり、私は夜まで高田病院の患者の受け入れを手伝い、夜中に3人と合流いたしました。
津波の5日後より、行政の手の回らないところへ全国からの支援の食料や物資の配給を行い、4月から党派をこえて共同支援センターを立ち上げ食料や衣類を無料配布しております。
全国の皆さんの支援を受けて頑張っております。

津波は今まで築き上げた財産、なりよりも大切な生命まで、一瞬で、みんなさらってしまいます。震災を受け、思うことは、単なる東日本だけではなく、現状を見ていただき、全国の人が自分の住んでいるところをあらゆる面で再点検していただきたい。
それが、津波の残した日本への警告と思います。

現在は盛岡の県営アパートにお世話になっております、岩手山の見える所ですが山道具がないので残雪がきえてコマクサの咲くころに登ってみたいと思っております。
今後は家族、力を合わせまた高田に住むように頑張ります。

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あなたの300円が、希望への一歩になります。
ご支援をお願いいたします。

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被災者自らが復興企画したA4版クリァファイルとカレンダーを紹介します。 への8件のフィードバック

  1. 昔の乙女 より:

    初めまして。
    洋子さんのブログから立ち寄ったので足跡を残して行きます。
    震災直後に皆さんの好意の義援金は被災者に届いたのかしら?
    いつまでたっても届かないと聞いたので、
    三陸のカキ復興支援に少額ですが寄付をしたりしてるけど、
    未だに瓦礫の山を見ていたら心が痛むわよね。
    東京でも岩手県の瓦礫の処分を引き受けたと聞いたので、
    ほかの自治体でも協力してくれるといいわね。
    寒さに向かうのでお体を大切に。
    また寄らせていただきます。

    • 山旅人 より:

      ありがとうございます。
      義捐金は届いています。
      ただ、被災者の認定の問題・移動などで手続きが煩雑になり全額支給は遅れているようです。
      大災害から半年が経ち、被災地以外の地域では日常の忙しさに追われ、ともすれば記憶の彼方の出来事になっているような気がしてなりません。
      やっかみかもしれませんが・・・。
      そんな思いを吹っ切るためにも、被災者自ら立ち上がり行動している彼らを応援しましょう。
      「希望の一本松」の出来事を未来の子供達に語り継ぐためにも、応援よろしくお願いします。

  2. NON より:

    とりいそぎツイッターで紹介させていただきましたが、送料や送金方法がすぐわかる注文フォームがあればいいなと思いました。サイトを作れば他にもTシャツとか缶バッジとかも載せられるし、、、作るのたいへんかもしれませんが、できればぜひ☆

    • 山旅人 より:

      ありがとうございます。
      注文フォームは作っていませんが、ブログ形式でサイトは作っていました。
      こちらです⇒http://ameblo.jp/fukkoukikaku/entry-10993024357.html
      ご提案の件を早速お伝えしました。

  3. より:

    ご友人のメールには、地震の大きさ、津波の巨大さがよく伝わってきます。
    そして命からがら逃げる光景も目に鮮明に浮かんできました。
    本当に同じ日本でこんな思いをされている方がいると思うと本当に切なくなります。
    私も義援金は出来る範囲で協力させていただきましたが、被災地の一日も早い復興を願って
    被災地の産物などを選んで買って行きたいと思います。
    山旅人さまもどうかお体お大事にされてくださいね。

    • 山旅人 より:

      ありがとうございました。
      現在、銀座プラザの岩手県アンテナショップにて、被災者自ら制作した商品の販売ブースを作るようにと地元の議員さんを通じて打診しています。
      実現した時は、お知らせします。

  4. iwatesan より:

    山旅人さん ご免ゴメンです 10/5のご返事 今見ている始末です 11/5には倉ちゃん一行8名が車2台で来てくれます 6月から来ている私が生きているかの確認ですが 五葉の薪あげのお手伝いも含まれています 今日私のblogに高田の一本松をUPしました ご活躍下さい

    • 山旅人 より:

      コメントを今日(11月8日)に拝見しました。
      ブログも拝見いたしました。
      交流会の様子を楽しく拝見させていただきました。
      ありがとうございます。

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